僕たち個人が情報発信ビジネスで稼いでいくために非常に重要なお話があります。
それが「価値」の話です。
価値について理解しておかないと、僕たち弱小個人が情報発信ビジネスで稼ぐのは、ほぼ不可能だと言っても良いでしょう。
ということで、このページでは、弱小個人が情報発信ビジネスで稼ぐために重要な「価値の話」をして行きます。
マジで重要な話なので、情報発信ビジネスで稼ぎたい!って方は読んで行ってください。
もくじ
ビジネスとは価値を提供し、その対価としてお金をいただく行為のこと
まず大前提のお話からしていきましょう。
ビジネスとは価値を提供し、その対価としてお金をいただく行為のことです。
つまり、お金を稼ぐためには、まず価値の提供をする必要があるということ。
で、価値の提供をする必要があるのですから「価値とは何か」について詳しく知っておく必要がありますね。
ということで、ここからは本格的に「価値」について考えて行きましょう。
価値には2種類ある
「価値」は2つに分けられます。
その2つとは下記の通りです。
- 機能的な価値
- 精神的な価値
一つずつ詳しく解説していきます。
機能的な価値
機能的な価値とは例えば「お米を100g食べると約356.1kcal分のエネルギーが得られる」みたいなことです。
要するに、「役に立つ」という価値のことです。
情報販売でいえば「この教材で学び、実践すると○○というスキルが手に入ります」みたいが機能的な価値のことです。
精神的な価値
では、精神的な価値とは何でしょうか。
一言でいえば、情報空間での価値です。
うーん。まだちょっとわかりにくいですね。
なので、少し具体例を出してみます。
例えば、先日、僕がG.Uで購入したTシャツは約800円でした。
一方、某セレクトショップに行くと、某有名ブランドのTシャツがなんと1枚3万円で売られていたのです。
店員さんに「このTシャツ、どれくらい売れてますか?」と聞くと、店員さんは「今月だけで10枚売れてます」と教えてくれました。
その時はまだ月の半ばだったので、半月で10枚も売れているってことですね。(マジか!!)
G.U.のTシャツは1枚800円。
某ブランドのTシャツは1枚3万円。
いくらブランドTシャツの生地が良くても、どんなに手を込んだ作り方をしていても、どう考えても37.5倍も値段の差があるとは思えません。
しかも、3万円のTシャツは生地が繊細すぎるので、洗濯機で洗ってはいけないそうです。
「ネットに入れてもダメですか?」と聞いても「ダメですね。丁寧に手洗いしてください」とのこと 笑
では、なぜ3万円のTシャツが半月で10枚も売れるのか。
洗濯機で洗えない。知らない人にとっては薄くてペラペラの生地で作られているそのTシャツを買う人がそんなにいるのか。
答えは「そのブランドのTシャツだから」ということになります。
それ以上でも以下でもないのです。
そのブランドのファンは「そのブランドだから買う」のです。
これが精神的な価値です。
機能的価値だけで勝負してはいけない理由
さて、ここで一つ重要なことをお伝えします。
それは「僕たちが情報発信ビジネスで稼ごうと思ったら、機能的な価値だけで勝負してはいけない」ということ
なぜなら、機能的価値だけで戦うとイタチごっこになるからです。
そして、イタチごっこになった場合、リソースが多い方が最後に勝つことになるからです。
つまり、僕たち弱小個人が機能的な価値だけで勝負しようとすると、ほぼ確実に負けるということです。
例えば、G.U.のTシャツを買う人の多くは、安くてそこそこ質が良いから買うのです。
つまり、機能的な価値で選ばれているということ。
じゃあ、仮にG.U.よりも圧倒的に安くて質の良いTシャツが別のお店(仮にそのお店を「店A」としましょう)が出て来たらどうなるでしょうか?
今までG.UでTシャツを買っていたお客さんは「店A」のTシャツを買いに行きます。
G.U.が企業努力で、店Aよりも安くて質のいいTシャツを作ったら、今度はまたG.U.のを買います。
それを見た店Aは、更に安くて質のいいTシャツを作ります。
すると…
と、このように機能的価値だけで勝負すると、イタチごっこになってしまうのです。
そして、最終的にはリソース(資本など)がより多い方が勝つのです。
これはTシャツ(物理的な商品)のお話ではありますが、情報でも同じことが起きています。
例えば、「せどり(転売ビジネス)の稼ぎ方」の情報を発信している人は沢山います。
みんなわかりやすくまとめてくれています。
しかし、せどりの稼ぎ方ってだいたい決まっていますから、だいたい同じになってしまうんですよね。
せどりで稼ぐための情報を機能的価値で差別化しようと思ったら、より詳しく、よりわかりやすく記事を書く必要があります。
もちろん、より詳しく、よりわかりやすく書くことも重要ですが、このような機能的な価値だけで競うとイタチごっこになってしまいます。
そして、機能的な価値で勝負して、最後に生き残るのは資金や時間、経験値、知識などのリソースが多い人や会社です。
弱小個人が勝てる確率はほぼ0です。
だから、機能的な価値だけで勝負してはいけないのです。
情報発信ビジネスでは精神的な価値を付けることを考えよう
では、機能的な価値だけで勝負してはいけないとなると、どうすればいいのか。
結論からいうと、精神的な価値を付ければいいのです。
精神的な価値とは「そのブランドだから買う」ということしたね。
それはつまり、他と比べようのないあ付加価値を付けるということでもあります。
それと同じように、僕たちが情報発信ビジネスをするときには「あなたから買いたい」「あなたの商品だから買いたい」と思ってもらえればいいのです。
つまり、あなた自身が誰かにとってのブランドになる必要があるということ。
もう少し簡単な言葉でいえば「この人なんか良いな」と思ってもらうということでもあります。
では、「この人なんか良いな」と思ってもらうために何をすればいいのか。
それに関しては、正直コントロールは不可能だと僕は思います。
ですから、あなたがあなたらしさを表現して行くことが重要です。
「あなたらしさを表現すること」に関しては「情報発信のキャラ設定の話」というページに詳しく書いてあるので参考にしてみてください。

あなたらしさをキャラとして表現し、その上で「何か良いな」と思ってくれる人にとっては、あなたがブランドになるでしょう。
もちろん、あなたらしさを表現することにより批判されることもあるかも知れません。
しかし、それはもう仕方がないことです。
誰にでも好き嫌いはありますからね。
そして、情報発信ビジネスでは万人に好かれる必要はありません。
むしろ、万人に好かれてはダメです。
100人に1人、場合によっては1000人に1人くらいに好かれればそれでOK。
十分情報発信ビジネスで食べて行くことができるようになるでしょう。
僕たち弱小情報発信者が目指すのはそこです。
1000人に1人が「この人いいな」と思ってもらえるような発信をして行きましょう。
まとめ
さて、このページではビジネスをする上で重要な「価値の話」をして来ました。
具体的にはこんな感じ。
- 価値には「機能的な価値」と「精神的な価値」の2種類があって、弱小個人がビジネスで稼ぐためには精神的な価値を付けることが不可欠である
- その理由としては、「機能的な価値だけで勝負すると勝ち目のない戦いを挑むことになるから」
- 精神的な価値を付けるには「あなたらしさ」を表現することが重要
- 1000人に1人に好かれるような発信をして精神的な価値を付けていきましょう。
もちろん、最低限の機能的な価値は絶対に必要ですし、機能的価値をなるべく上げて行く努力も怠ってはいけませんが、誰かにとってのブランドになることも重要です。
ということで、機能的な価値だけではなく、精神的な価値を付けるための活動もしていきましょう。