雑誌せどり

【雑誌せどり】雑誌のバーコード(JANコード)10年問題はなぜ起きるのか

どうも、ともぞうです♪

あなたは、雑誌のサーチをしていて「あれ?○○(雑誌名)2008年2月号をサーチしたハズなのに、2018年2月号の検索結果が出てしまった(またはその逆)」なんて思った事はないでしょうか?

その時に気付けば良いのですが、2018年2月号だと思って仕入れた雑誌が2008年2月号で、しかも2008年2月号は利益が出ないなんて事になったら最悪ですよね。

そうならないためにも、検索結果は良く見て仕入れをしましょう。

ではこの記事はここでお終い…

 

 

としても全然良いのですが 笑

中には「でも、何で2008年2月号を検索したのに、2018年2月号が表示されるんだろう?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?

この問題は「雑誌のバーコード(JANコード)10年問題」と言われていて、雑誌に付いているJANコードの秘密を知ると理解が出来ます。

そこで、この記事では「雑誌のバーコード(JANコード)10年問題」についてお伝えして行きます。

 




雑誌のバーコード(JANコード)10年問題の原因

雑誌のJANコード10年問題は、雑誌のJANコードの仕組みを知ると理解出来ます。

実は、雑誌のJANコードって10年で1周してしまう仕組みになっているのです。

その仕組みを物凄くザックリお伝えすると、雑誌のJANコードには西暦の下一桁が含まれていて、例えば、2018年と2008年は同じ「8」という数字が入る事になります。

西暦の下一桁以外のJANコードの数字は、

  • 固定コード(日本の場合「491」と決められている)
  • 予備コード(「0」で固定されている)※2018年9月現在※
  • 雑誌コード(雑誌ごとに決められた数字)
  • (ここに西暦下1桁が入る)
  • チェックデジット(JANコードの数字を計算して出された数字)

という数字で決まっていて、ほぼ固定された数字なのです。

つまり、雑誌のJANコードの中で変動するのは、西暦の下一桁だけなのです。

で、西暦の下一桁だと10年に1度は同じ数字になってしまうため、2018年2月号と2008年2月号は同じJANコードになってしまいます。

その結果、「2018年2月号をサーチしたのに2008年2月号が表示されてしまう(またはその逆)」という現象が起こります。

 




雑誌のバーコード(JANコード)の仕組み

さて、ここまでザックリと雑誌のJANコード10年問題についてお伝えして来ましたが、もう少し詳しく雑誌のJANコードの仕組みについてお伝えして行きます。

先ほどもお伝えした通り、雑誌のJANコードは下記の6つのコードによって構成されています。

 

  1. 固定コード
  2. 予備コード
  3. 雑誌コード
  4. 西暦の下一桁
  5. チェックデジット

それぞれ、どのように決められているのか、詳しくみて行きましょう。

 

固定コード

固定コードは、全ての雑誌に付与されているコードです。

日本の雑誌の場合は「491」という数字が割り当てられているので、日本の雑誌は全て491の数字から始まります。

 

予備コード

予備コードは、今の所「0」が使われています。

ですから、日本の雑誌のJANコードは、今の所(固定コードと合わせて)「4910」から始まるという事です。

 

新聞などにJANコードを付ける事を見越して予備コードを設けているそうなので、もし新聞にJANコードが付いた場合には「1」とか「2」などの数字を使うかも知れないそうです。




雑誌コード

JANコードの少し左側を見ると「雑誌○○○○○○○」という5桁2桁の数字があります。

これが雑誌コードです。

この雑誌コードがJANコードの一部として使われています。

 

雑誌コードは下記の4つから成り立っています。

  1. 発行形態
  2. 雑誌名
  3. 発行区分
  4. 横の2桁の数字(発行月の数字)

 

詳しく見て行きましょう。

 

発行形態

 

発行形態は下記の表の通りに決まっています。(とりあえず左側だけ見て下さい)

発行形態(コード左) 発行区分(コード右)
0,1 月刊、各月刊、季刊 奇数・・・通常号
偶数・・・別冊、増刊号
2,3 週刊、各週刊、月2刊 1~5・・・発行された週
6~9・・・別冊、増刊号
4,5 コミックス
6 ムック本
7 雑誌扱いのDVDやCDなど
8 直販誌(じゃらんなど) 発行形態0,1または
2,3と同じ
9 プライベートブランド

 

例えば、ベースマガジンは月刊誌なので4910の後の数字は「0」または「1」ですし、週刊少年ジャンプは週刊誌なので4910の後の数字が「2」または「3」になっています。




雑誌名

雑誌名コードは、雑誌ごとに振りあてられた数字(3桁)の事です。

 

発行区分

発行区分と発行形態は密接に関わっているので、もう一度先ほどの表を出しておきます。

 

発行形態(コード左) 発行区分(コード右)
0,1 月刊、各月刊、季刊 奇数・・・通常号
偶数・・・別冊、増刊号
2,3 週刊、各週刊、月2刊 1~5・・・発行された週
6~9・・・別冊、増刊号
4,5 コミックス
6 ムック本
7 雑誌扱いのDVDやCDなど
8 直販誌(じゃらんなど) 発行形態0,1または
2,3と同じ
9 プライベートブランド

 

例えば、月刊雑誌(発行形態が1)で

 

  • 発行区分が奇数(3,5,7,9)の場合は通常号。
  • 発行区分が偶数(2,4,6,8)だったら別冊or増刊号

 

になります。

 

横の2桁の数字(発行月)

この2桁の番号は、雑誌の発行月や通巻番号を表しています。

例えば、10月号なら「10」ですし、4月号なら「04」になります。

 

少し余談になりますが、コミックスはここに巻数が入ります。

例えば1巻なら「01」55巻なら「55」という事です。

 

 

 




西暦の下一桁

 

この記事の最初の方でお伝えしましたが、雑誌コードの次の数字は、発行された西暦の下一桁です。

2016年なら「6」、2017年なら「7」、2018年なら「8」です。

 

チェックデジット

最後の一桁はチェックデジットといわれる数字です。

 

チェックデジットはある計算式に則って決められているのですが、計算方法が少し複雑なため、この記事の終盤でお伝えして行きます。

 




雑誌のJANコードの仕組みを実際の雑誌を見ながら解説してみる

ここまでは、雑誌のJANコードの仕組みをザックリとお伝えして来ました。

ただ、イマイチぼやっとしていてわかりにくい部分もあったと思うので、ここからは実際の雑誌のJANコードを見ながら具体的にお伝えして行きます。

今回、たまたま手元にある、「ベースマガジン2017年10月号」を例に出します。

繰り返しになる部分も多いかと思いますが、より詳しく雑誌のJANコードの仕組みを理解したい場合は引き続きお付き合い下さい。

 

 

ベースマガジン2017年10月号のJANコードはこちら

 

4910179491072

 

ですね。

491・・・固定コード

これは固定コードなので、日本の雑誌であれば全てこの数字から始まります。

 

0・・・予備コード

予備コードも今の所(2018年9月現在)「0」以外は使われていないので「0」です。

 

1794910・・・雑誌コード

ここまでが雑誌コードです。

ベースマガジンは月刊誌なので最初の数字(発行形態)は「1」になっています。

続く「7」ですが、月刊誌・奇数の組み合わせなので通常号である事を表しています。

「949」の3桁は雑誌コードです。この数字が入る事で「この雑誌はベースマガジンですよ」という事が分かるようになっているのです。

「10」は、10月号である事が分かるように…ですね。

 

7・・・西暦の下一桁

続く「7」は西暦の下一桁です。

ここが10年問題を語る上で非常に重要になっている部分ですね。

 

2・・・チェックデジット

最後の「2」については、チェックデジットという数字です。

せっかく、具体例を出しているので、チェックデジットの計算方法もお伝えしておきます。

 

 




雑誌のJANコード最後の1桁(チェックデジット)の計算方法

チェックデジットの計算方法は下記の手順で行います。

  1. 偶数の桁の数字をすべて足す
  2. 1で出た数字を3倍にする
  3. チェックデジットを除いた奇数の数字を足す
  4. 2と3の数字を足す

このように計算して出た答えから「合計数の下1桁の数字の補数(10から引いた数)」がチェックデジットになります。

チェックデジットを覗いたベースマガジンのJANコードは下記の通りです。(奇数を青、偶数を赤にしました)

 

4 9 1 0 1 7 9 4 9 1 0 7 

 

1、偶数の桁の数字をすべて足す

まずは、偶数(赤い数字)の桁の数字を全て足します。

9+0+7+4+1+728

すると、28という答えが出ました。

 

2、1で出た数字を3倍にする

続いて、先ほど出た数字(28)を3倍にします。

 

28×384

 

84という数字が出ました。

 

3、チェックデジットを除いた奇数の数字を足す

今度は奇数の桁の数字を全て足します。(チェックデジットはまだ出ていないので除きます)

 

4+1+1+9+9+024

 

4、2と3の数字を足す

先ほど計算した「2で出た答え」と「3で出た答え」を足します。

 

84+24108

 

すると、108という数字が出ます。

 

108の最後の一桁は「8」で、8の補数は2なので、ベースマガジン2017年10月号のチェックデジットは「2」になります。

 




雑誌バーコード(JANコード)10年問題まとめ

長々と書いてしまいましたが、この記事でお伝えしたかった事をまとめます。

まず、雑誌のバーコード(JANコード)10年問題は、雑誌のJANコードの仕組みにありました。

それは、雑誌のJANコードに西暦の下一桁が入っているという仕組みの事でした。(2008年と2018年号では同じ数字になる)

そして、その仕組みをより深く知って頂くために、雑誌のバーコード(JANコード)の仕組みの解説して行きました。

まぁ、雑誌のバーコード(JANコード)の仕組みに関しては、完全に雑学なので、「ほう、そんな仕組みなのか」くらいに思って頂ければと思います。




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