このページでは、情報発信ビジネスの基礎・基本であるターゲットとコンセプトの決め方をお伝えして行きます。
情報発信ビジネスで何を一番重要視するかというと、下記の2つです。
- ターゲット
- コンセプト
なぜ重要なのかといえば、この2つが全ての土台になるからです。
ここが定まっていなければ、どんなコンテンツをどんな切り口で作るのかなどが決まりませんから、漠然とした情報発信になってしまうんですよね。
漠然とした情報発信には誰も興味を持ってくれません。
人は「自分と関係のある情報」にしか興味がありません。
本当は関係があるのに、ターゲットもコンセプトも設定しなかったばかりに「関係がない」と思われてしまうことも多々あるのです。
つまり、ターゲットとコンセプトを決めるのは、「これは私と関係のある情報だ」と思ってもらうためです。
ということで、ターゲットとコンセプトについて詳しく解説していきます。
ターゲットとコンセプトとは?
ターゲットとは「誰の役に立つか」という話です。
そして、コンセプトとは「どんなハッピーな未来に連れて行くのか」です。
つまり、「ターゲットとコンセプトを決める」とは、「(あなたが発信する情報で)誰のどんな悩みを解決して、その結果どんな理想の未来に連れて行くことができるのか」を決めることです。
なぜ、ターゲットとコンセプトを決める必要があるのか
ターゲットとコンセプトを決める理由は、価値のある情報を届けるためです。
情報発信ビジネスは、価値のある情報を提供して人を集める必要があります。
しかし、情報の価値は相対的なモノです。
例えば、あなたがギターの情報発信をしているとしましょう。
このとき、どの段階にいる人なのかによって「価値のある情報」は変わります。
例えば
- これからギターを買って弾いてみたいと思っている初心者
- ある程度弾けるけどなかなか上手くならないと悩んでいる中級者
- 既に数十年間ギターを弾いてきた上級者
それぞれ「価値のある情報」は変わってきますよね。
初心者であれば、下記のような基本的な部分の情報を発信すれば価値を感じてくれるでしょう。
- ギターの選び方
- ピックの持ち方
- 弦の押さえ方
なので、初心者をターゲットにするのであれば、基本的な情報をメインに発信する必要があります。
一方で、既にある程度ギターを弾ける中級者や上級者には「ピックの持ち方」などの初心者向けの情報は価値を感じないですよね。
このように、ターゲットによって価値を感じる情報が違うからこそ、ターゲット設定が重要になって来ます。
コンセプトも同じく、価値のある情報を届けるためです。
- 家で弾き語りを個人的に楽しめるようになる
- 趣味でバンドを組んでライブができるようになる
- プロになるために死ぬほど上手く弾けるようになる
どのコンセプトにするかによっても、必要な情報は変わって来ます。
コンセプトはスクリーニングの意味もある
また、コンセプトにはスクリーニングの意味も含まれます。
スクリーニングとは、価値観の合うお客さんだけを集めるための情報のフィルターを通す行為です。
どういうことか詳しく解説しますね。
コンセプトを設定したとき、あなたの価値観が現れます。
例えば、「家で弾き語りを個人的に楽しみたい人」と「プロになるために上手くギターを弾けるようになりたい人」ではギターに対する価値観が違いますよね。
家でまったり弾き語りをしたい人に
プロになるには家でギターを弾くだけじゃダメだぜ!
なんて言っても「え、別にプロになりたいわけじゃないんだけどな…」となりますよね。
すると「この人とは、価値観が合わないな」と思ってしまいます。
っていうか「この人の情報は自分には向けられていなんだな」と感じます。
そうなると、家でまったり弾き語りをしたい人は離れて行きます。
別にどっちが良いとか悪いとかの話ではなく「合わない」から「離れる」のです。
一方で、家で弾き語りをしたい人に
家でまったり弾き語りができるようになったら楽しいと思いませんか?
大好きなあの曲を自分で演奏しながら歌えるなんて最高ですよね。
という話をしたら「あ、この人とは価値観が合うかも」と思ってもらえますよね。
人は、価値観の合う人の話に耳を傾けます。
だから結果として、価値観の合うお客さんが集まって来るのです。
ビジネスとして長くやるのであれば、価値観の合うお客さんと知り合い、交流できた方がストレスなく続けられます。
その結果、気持ちよくお金も払って頂けるという好循環が生まれるので、僕はコンセプト設定によるスクリーニングは非常に重要だなと思っています。
ターゲットとコンセプトを決めるための質問
さて、ターゲットとコンセプトについて理解したところで、実際にターゲットとコンセプトを決めて行きましょう。
ターゲットとコンセプトを決めるためには、下記の質問に答えてください。
- あなたの発信する情報は誰のどんな役に立ちますか?(ターゲット設定)
- あなたの発信する情報を受けたターゲットにはどんな素敵な未来が待っていますか?(コンセプト設定)
これらの質問に答えてみてください。
ただ頭の中で答えるだけではなく、紙に書き出してみてください。
紙に書き出すときにはブレインダンプという手法が有効です。
ブレインダンプのやり方に関しては「無料レポートのネタ出しに役立つ2つの方法」というページに書いてあるので参考にしてみてください。
どうしてもターゲットとコンセプトが決められなければ過去の自分をターゲットにする
どうしても、ターゲットとコンセプトが明確に決まらない場合は「過去の自分をターゲット」にしてみてください。
- あなたが過去に悩んだことをピックアップして
- その悩みをどのようにして乗り越えたのか
これは過去のあなたの体験ですからスラスラと答えられますね。
しかも、過去の自分をターゲットにすると、下記の全てが一気に揃うことになります。
- 発信するテーマ
- ターゲット
- コンセプト
なので、最初のうちは過去の自分をターゲットにするという方法もありです。
ターゲットとコンセプトまとめ
このページでは、ターゲットとコンセプトについて詳しく解説してきました。
ターゲットを設定する理由は、ターゲットに確実に価値のある情報を届けるためです。
コンセプトを決める理由も同じで、ターゲットに価値のある情報を届けるため。
また、コンセプトに関しては、スクリーニングの役割もあります。
つまり、価値観の合う人・近い人を集めることによって、ストレスなくビジネスを継続するということですね。
ということで、実際にターゲットとコンセプトを決めてみてください。
ターゲットとコンセプトを決めるための質問は下記の通りです。
「あなたの発信する情報」は「誰」の「どんな悩みを解決して」その結果「どんな理想の未来に連れて行く」ことができますか?