本や教材のレビューを読むと
- 「メチャクチャ具体的でわかりやすかった」
- 「抽象的でわかりにくかった」
という両極端のレビューが同じ本に付いていたりします。
面白いですよね。同じ内容であってもある人は具体的と感じまたある人は抽象的と感じるんです。
この現象、何で起きるかっていうと比較対象が違うからです。
具体的か抽象的かってそもそも比較対象がないと決められないんですよね。
たとえば、「カレーって具体的ですか?」って質問には誰も答えられないのです。
なぜなら、比較対象がないから。
でも、「カレーとチキンカレーではどちらが具体的ですか?」という質問には「チキンカレーの方が具体的です」と答えられますよね。
これは、比較対象があるからです。
このように、具体的か抽象的かって比較対象がないと決められないんですよね。
なぜ、同じ内容の本や教材に「具体的なノウハウが書かれていた」と「抽象的なノウハウだった」という両極端のレビューが付くのか
さて、話を本や教材のレビューに戻します。
同じ本や教材でも「具体的だった」と感じる人もいるし「抽象的だった」と感じる人もいる。
この違いはどこから来るかといえば、その人が何と比べているか。
つまり、その本や教材に何を期待しているかです。
たとえば、「答えそのもの」を期待している人は自分にピッタリの「答え」が書いていなかった場合「抽象的でわかりにくかった」とガッカリし、それで終わるでしょう。
一方で、「根本的な考え方」や「大まかなガイドライン」を期待している場合「具体的でわかりやすかった」「進べき方向性が決まった」と喜んで行動するでしょう。
で、ビジネスで稼げるのは、長く稼ぎ続けられるのは後者的なマインドセットを持っている人です。
どういうことか。
「抽象的な」ノウハウから自分で「具体化」できる人は長く稼ぎ続けることができる
「抽象的だった」という不満の言葉の裏には「もっと具体的なことを教えてくれ」という言葉があります。
でも、ビジネス系の教材や本、またはブログ記事ってある程度までしか具体的なことを言えないんですよね。
たとえば、僕の「情報発信ビジネスの集客ブログの作り方と書き方~理想のお客さんが集まる方法~」という記事では「書くためのガイドラインを示すことはできるけど、書くべき記事の内容までは教えられない」のです。
なぜなら、人によってコンセプトが違うからです。
コンセプトが違えば当然、書くべき内容も変わって来るわけです。
それを一人一人個別に教える記事なんて書けるわけがありません。
だって、(シツコイけど)書くべき内容って人によって違うんですもん。
で、僕のブログ集客の記事を読んで「私が書くべき記事の内容」を期待していた人は「抽象的だった」とガッカリするんです。
でも良く考えて欲しいのですが「私が書くべき記事の内容」ってそもそも人に教えてもらうようなモノじゃないんですよ。
そこは自分で考えなきゃダメなんです。
だって、ビジネスをするのは他でもない自分自身だから。
そこを放棄して「抽象的だった」とガッカリするような人はちょっと考えを改めるかビジネスを諦めるかどちらかしかないですよね。
だって、自分がやるべきことを放棄して「早く答えをよこせ」と言っているようなモノだからです。
だから、「抽象的だった」とガッカリする人は稼げるようにならないし稼げたとしても非常に短期的でしょう。
逆に、ある程度のガイドラインを読んで
- 「この通りにやってみよう」
- 「これだけ具体的なガイドライがあれば行動できるぞ」
と、自分なりに具体化(行動)してみる人はやっぱり稼げるようになります。
つまり、「抽象的だった」とガッカリする人は1~10まで教わらないと行動できない人。
「具体的だった」と喜ぶ人は「1を聞いて10を知る」または「1を聞いてまず行動、そこから10を知ること」ができる人です。
だから、成功しやすいんですよね。
で、ちゃんと自分の頭で考えて抽象的なノウハウ(ガイドライン)から具体化する作業をしているから本質的に稼ぐ力も身に付きます。
だからやっぱり「抽象的だった。残念」と言っている人よりも「具体的だった。ありがたい!」と言っている人の方が圧倒的に稼げる人になれるのです。
つまり、何が言いたいのかというと安易に答えを求めずやるべきことを把握したらまず行動してみるこれが大事だってことです。
こういう気持ちでいれば「抽象的で残念だった」というレビューを書くことはなくなるでしょう。
ぜひ、安易に答えを求めず、やるべきことを把握したらまず行動してみるをやってみてください。